1998-02-19 ArtNo.13880
◆<印度>アルキャン、Utkalアルミナに20%出資
【カルカッタ】カナダのアルミ産業メジャー、アルキャン・アルミニウムは17日、Utkal Alminaに20%出資する方針を明らかにし、インド市場とりわけインディアン・アルミニウム・カンパニーLtd(INDAL)に対するコミットメントを再確認した。
Utkal AlminaはIndal、タタ・スチール、ノルスク・ヒドロの合弁会社で、オリッサ州における4000クローのアルミナ・プロジェクトを手がけている。
Sterlite Industries India Ltd(SIIL)がIndal株主に対して1株90ルピーで公開買付を提案したことから、Indalに34.62%出資するアルキャンがそのシェアをSIILに売却するのではないかとの憶測がなされていたが、アルキャンのUtkalへの出資表明は、こうした観測を打ち消すことを目指したものと見られる。アルキャンは当初からUtkalへの出資を予定していたが、内部事情で最終的方針の決定が遅れていた。
Utkalプロジェクトの借入/自己資本比率は3:2で、4000クローの投資額には50/60MW(メガワット)のキャプティブ発電施設も含まれている。(ET:2/18)
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