1995-04-26 ArtNo.1388
◆シーメンス・ニックスドルフ、<星>企業2社と提携交渉
【香港】ドイツの多国籍企業シーメンス・ニックスドルフ・インフォメーションAG(SNI)は目下シンガポール企業2社と提携交渉を進めており、その1つはSNI製パソコン(PC)の東南アジアにおける合弁製造、資材調達、開発、マーケッティングに関係している。
SNIのマイケル・マールクェット重役(GM)は、同提携にはシンガポール企業への資本参加が含まれると語ったが、詳細は6月までに発表されるとし、それ以上のコメントを避けた。コスト高が懸念されているにも関わらず、シンガポールは同社にとって依然として重要な拠点で、教育水準と生産性の伸びがコスト上昇を相殺する限り、同社はシンガポールの製造拠点を維持する。SNIの総営業額に占めるアジア太平洋地域の比率は2000年までに10%のレベルに達する見通しで、親会社シーメンスがアジア太平洋地域に配分した35億米ドルの予算は情報技術部門企業を通じて投資される。これらには中国、インド、インドネシアにおけるPC製造や開発、訓練活動が含まれると言う。(ST,STAR:4/25)
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