1998-02-19 ArtNo.13870
◆<星>ウェンズ・テック、一連の新製品発表し不況乗り切り
【シンガポール】ウェンズ・テクノロジーは域内の経済環境が極めて不順なこの時期に敢えて一連の新製品を発表、積極戦略で逆境乗り切りを図る。
ウェンズ・テクノロジーのウォン・チュンウィン会長は、「通貨危機は域内業務のコスト節減と効率化を可能にし、新製品の市場投入にもプラスに作用する」と語る。
それによると、3つの新製品を相次いで市場に投入する計画で、先ず今月20日にテレビ会議用デジタル・ビデオ・カメラを、また4月にはネットワーク製品を発売、その後デジタル・エンターテインメント・デバイスを市場に投入する。
パソコン(PC)に接続するデジタル・ビデオ・カメラ“Xirlink”は最新技術のユニバーサル・シリアル・バスを採用しており、通常の電話回線、LAN、インターネットで使用できる。価格はインテル製品のほぼ半額の288Sドル。ウェンズは今年、同製品を100万台(世界市場の5%)、来年は6000万~7000万台製造し、世界市場の10%のシェア獲得を目指す。同製品の生産は現在、米国カリフォルニア州の関連会社XIRLINKが行っているが、今月末にシンガポールとマレーシアに製造拠点を移す計画だ。(BT:2/18)
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