1998-02-18 ArtNo.13857
◆<星>シングテル、マレーシア投資計画
【シンガポール】シンガポール・テレコムはマレーシアの電気通信産業への投資を計画している。
シンガポール・テレコム・インターナショナルのアレン・リュー重役(CEO)は、「マレーシア第2のセル式電話会社ビナリアンに資本参加する計画はないか」とのブルームバーグの質問に対して、「目下マレーシアにおける様々な機会を探っているが、関係交渉はまだ初歩的段階にあるため、詳細を公表することはできない」と答えた。
シングテルはこれ以前にはタイ及びフィリピンにおける投資機会を探っていた。目下マレーシアの通信会社はMドルの下落に伴う、ネットワーク構築コストの上昇、不動産市場の低迷に伴う電話回線需要の減退に直面している。
USウェスト・コミュニケーションズ・グループも20%出資するビナリアンは先週金曜、固定式電話網の敷設計画を凍結するとともに、300人を解雇する方針発表している。
一方、シンガポールとマレーシアの関係は改善する兆候を見せており、目下マレーシアを訪問中のゴー・チョクトン首相も今日(2/18)は、ビナリアンの支配権益を握るT.アナンダ・クリシュナン氏が経営する放送センターを訪問する。(ST,BT,LZ2/17)
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