1998-02-14 ArtNo.13814
◆<馬>MSC企業のための安全ネットを検討中:首相
【サイバージャヤ】マレーシア政府は、マルチメディア・スパー・コリドー(MSC)で操業する企業を倒産から守るための安全ネットを検討している。
マハティール首相は12日催されたMSC国際顧問理事会(IAP)に出席後記者会見し、以上の消息を語った。マレーシアは米国におけるチャプター11(会社更生法)のような法規を設ける計画はないかとの記者の質問に対して、首相はそうした制度が必要かも知れないと語った。それによると、今日のような景気後退時には、優良企業も倒産したり、破産宣告を受ける恐れがある。
マレーシア政府は、国内経済が金融危機に見舞われる中で、これ以前からこの種の安全装置を設ける可能性を検討していた。仮にMSC企業が失敗するなら、こうした安全ネットが必要になると言う。
しかしMSC事業に関してはこれまでのところ金融危機の影響を受けていない。仮に何らかの影響があったとすれば、プロジェクトが加速されたことで、MSC事業は当初のスケジュールよりも1年先行していると言う。(STAR:2/13)
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