1998-02-14 ArtNo.13811
◆<星>都市再開発局、香港でマリーナ・サウス開発事業を販促
【シンガポール】都市再開発局(URA)はシンガポールの中央市街地における過去最大の開発計画とされるマリーナ・サウス(12万1789平方フィート)プロジェクトを香港で販促している。
サウス・チャイナ・モーニング・ポストに水曜に掲載された広告によると、エージェントを務めるコリアーズ・ジャーディンはマンダリン・オリエンタル(香港)で、2月19日に説明会を催す。URAはこれ以前にも香港で不動産開発入札の紙上広告を行っているが、海外プレゼンテーションを催すのは恐らく初めてのこと。
アナリストは、今日の不動産市場の沈滞や域内経済の先行き不透明からURAが海外販促に乗り出したものと見ている。また他の観測筋は開発の規模の大きさがもう1つの重要なファクターと指摘する。
ラッフルズ・プレース地下鉄(MRT)駅にリンクされる1万1625平方フィートの地下ショッピング街や56階建てビルの建設が予定される同プロジェクトのコストは15億~22億5000万Sドルにのぼる見通しで、これほどの規模になると、複数のデベロッパーが合弁乃至コンソーシアムを組む必要がある。こうしたコンソーシアムは地元企業だけで組織される場合も有れば、地元企業と外国企業のミックス、あるいは外国企業だけで組織される可能性も有る。URAはこの種の潜在的な入札チームのプールを図っているものと見られる。(BT:2/13)
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