1998-02-13 ArtNo.13798
◆<馬>台湾US$20億基金設けKL株式市場に投資:副首相
【台北】台湾の中国信託銀行(チャイナトラスト・コマーシャル・バンクは10億~20億米ドルの基金を設け、マレーシアの株式市場に投資することを検討している。
中国信託銀行の辜濂松頭取が台湾を訪問中のアンワル副首相と会談後語ったところによると、10日以内に中国信託銀行傘下の海外投資開発公司の代表団を派遣、マレーシアの株式市場の現状や環境を調査する。マレーシアは金融危機に見舞われた東南アジア諸国の中では、政治経済状況が最も安定しており、投資環境も最良なことから、外資の商業銀行市場への参入が認められさえすれば、中国信託銀行はマレーシアへの投資を検討すると言う。
この他、中国鋼鐵(チャイナ・スチール)や中華開発信託(チャイナ・デベロプメント)を含む少なからぬ台湾企業がマレーシアへの投資に関心を表明した。
アンワル副首相は11日、蕭万長行政院長(首相)、劉兆玄副行政院長、許遠東中央銀行総裁と会見したが、同相は記者会見の席上、今回の訪問の成果に満足の意を表明した。同相はまた台湾訪問は私的なものであると強調した。(LZ,ST:2/12)
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