1998-02-13 ArtNo.13797
◆<星>国民の平均月収S$1625、8.3%アップ:労働省
【シンガポール】シンガポーリアンの平均月収は一昨年の1500Sドルから1625Sドルにアップ、男性は1850Sドル、女性は1408Sドルだった。
労働省の1997年度労働力調査報告書によれば、187万6000人の勤労者の内、6%に相当する11万3300人が6000Sドル以上の月収を得ているが、女性は全体の19%にとどまった。また5人に1人が3000Sドル以上の月収を得ており、10年前の20人に1人から大幅に増加している。
これらのトップ・アーナーの中心は金融/ビジネス・サービス部門の上級管理職や専門職で、6000Sドル以上の所得層の80%は被雇用者、18%は雇用主、2%は自由業だった。
しかしながら依然として5分の1の勤労者の月収が1000Sドル未満で、中でも10万6000人の月収は400Sドルを下回った。400Sドル未満の所得層の大多数は女性で、12%がパートタイマーとなっている。この種の低所得層は主に商業部門か、コミュニティー/社会福祉部門に就業している。
学歴で見ると、学卒者の平均月収が4333Sドルと、中卒者の2.5倍、小卒者の4倍に達した。50-54歳の年齢層では、学卒が6625Sドル、中卒が2250Sドル、小卒が1200Sドルとなっている。
昨年の失業者は4万5500人で、総労働人口の2.4%を占めた。季節的要因を調整後の失業率は1.7%で、1996年の2%を下回った。(BT:2/12)
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