1998-02-12 ArtNo.13789
◆<印度>ビデオコン、米国Dolbyと音響機器製造で技術協力
【ニューデリー】地元企業Videocon Internationalは米国拠点の音響機器メーカー、Dolby Laboratoriesと、テープ・レコーダー、ラジオ、コンパクト・ディスク・プレーヤー等の製造に関わる技術協力協定を結んだ。
消息筋によればビデオコンはアウランガバードの工場にドルビーの技術を導入する見通しだ。ドルビーには当初1万米ドルを支払う他、1万ユニットまでは1ユニットに付き50米セント、1万1~5万ユニットまでは25米セントのロイヤルティーを支払う。生産量の拡大に従い、1ユニット当たりのロイヤルティーは引き下げられる。
ビデオコンはこれまでサンスイと結んでいたテレビジョンの流通代理契約を解消し、バロン・インターナショナルとアカイ・ブランドのテレビの代理契約を結んだと伝えられており、同社の日本企業との関係に疑問が抱かれていた。このためドルビーとの契約は明るい材料と見なされており、一部の観測筋はビデオコンがドルビーの技術を利用し、独自ブランド製品を市場に投入するのではないかと予想、別の筋はシアター・サウンド機器の製造に乗り出す可能性を指摘している。(ET:2/11)
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