1998-02-11 ArtNo.13765
◆<星>松下グラフィック、S$2500万投じ設備拡張
【シンガポール】ファクシミリの製造販売を手がけるマツシタ・グラフィック・コミュニケーション・システムズ(MGS)は、向こう3年間に2500万Sドルを投じてシンガポールにおける製造及び製品デザイン設備を拡張する。
MGSのスズキ・セイゾウ重役(MD)が、シンガポール・インベストメント・ニュース12月号紙上で明らかにしたところによれば、松下グループの完全出資子会社MGSは2000年までに1000万Sドルを投じて当地の製造能力を2倍に拡大する。また同時に1500万Sドルを投じて製品開発活動を拡張する。MGSは日本以外では唯一の製造施設が設けられたシンガポールにこれまでに2000万Sドルを投じてきた。シンガポール・オフィスはまた国際調達業務も手がけている。1987年にシンガポールでの操業を開始したMGSは昨年9月からインクジェット・プレイン・ペーパーFAXマシーンを、同年11月からはサーマル・トランスファー・プレイン・ペーパーFAXマシンーンを、それぞれ生産している。これらの製品はいずれも日本で設計/開発されたものだが、シンガポールの製品開発チームはこれらに世界市場向けの改良を施している。
MGSは目下月間4万台のFAXマシーンを製造しているが、2000年までに月産量を8万台に拡大、従業員も現在の300人から450人に増員すると言う。(BT:2/10)
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