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1998-02-09 ArtNo.13738
◆＜馬・泰・比＞ローカル通貨による貿易決済で合意：マ首相
【マニラ】マレーシア、タイ、フィリピンはＡＳＥＡＮ域内においてローカル通貨により貿易決済を行う最初の国になる見通しだ。
マレーシアのマハティール首相は6日フィリピンのラモス大統領と会談後記者会見し、以上の見通しを語った。それによると、マレーシアは今すぐにでも新決済方式を採用可能だが、新決済制度を採用する中核グループを結成する前に他のＡＳＥＡＮ諸国とも話し合う必要があり、同相はＡＳＥＡＮ諸国の中央銀行総裁と新方式の具体的メカニズムを協議する計画だ。
ＡＳＥＡＮ諸国は、ユーロ・カーランシーに類似した共通の通貨を用いることを希望しており、最終的にはそうした方向が目指されると言う。首相は、シンガポール・ドルを域内貿易の決済に使用すると言うタイ銀行協会の提案に関して、「1つの可能性として検討する価値が有り、反対する理由はない。もし可能ならどうして採用しないのか」と反問した。
首相はまた、日本がＡＳＥＡＮ諸国を支援する上で、もう少し積極的な役割を演じるよう希望すると語った。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:2/7)
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