1998-02-07 ArtNo.13728
◆<印度>IPCL、発電/製油/石化/道路事業パートナー物色
【ムンバイ】インディアン・ペトロケミカルズ・コーポレーションLtd(IPCL)は、2012年に向けた長期事業計画を近く政府に提出する方針で、関係報告書は発電、石油精製、石油化学、道路建設に関わる内外パートナーとの合弁プロジェクトを披露している。
発電事業に関しては、燃料供給や発電プロジェクト、金融面に長けた外国出資パートナーを物色している。しかしながら独立電力供給業者(IPP)としてのステータスを維持する上からもIPCLは合弁会社の支配権益を維持する方針だ。IPCLは目下Gandhar、Nagothane、Barodaにそれぞれ250MWの発電所を設ける計画を準備している。
IPCLはまた業績不振のDMT(ジメチル・テレフタレート)部門を、グジャラート・スピナーズLtdとの新合弁会社(ポリエステル・ステープル・ファイバー/フィラメント・ヤーン製造)に注入、ポリエステル事業への進出を図る。
この他、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE:年産16万トン)、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンの製造も検討され、既存石化事業の拡張や新たな石油精製事業も計画されている。
IPCLはまた、グジャラートをベースとするグループ企業の製品を輸送するためのBharuchとDahejを結ぶ全長50キロ、4車線もしくは8車線の有料道路の建設等、複数の道路プロジェクトに関して関係方面と協議を行っている。(DFTH:2/6)
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