1998-02-07 ArtNo.13718
◆<星>民間住宅プロジェクトの最大70%が売り出し延期
【シンガポール】今年は民間住宅開発プロジェクトの50-70%の売り出しが延期される見通しだが、依然として2万戸の過剰が見込まれる。
シンガポールの大手不動産デベロッパー、ファー・イースト・オーガニゼーション(FEO)のフィリップ・ン重役(CEO)は、5日催されたシンガポール不動産開発業者協会(REDAS)の旧正月パーティーの席上、以上の見通しを語った。同氏によると、売り出し延期で今年の供給量は1万戸以下に縮小する見通しだが、昨年の売れ残り1万5000戸を加えると、供給量は2万5000戸前後になり、予想される5000~6000戸の需要を、依然として2万戸ほど上回る。
REDASのダニエル・テオ会頭によると、民間住宅価格は1996年5月以来18-22%下降しており、市況の回復が望めるのは2000年前後になる。REDASはこのため、政府に宅地供給を年間2000戸分程度に縮小するとともに、投機抑制措置を緩和するよう訴えていると言う。(ST,BT,LZ:2/6)
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