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1998-02-06 ArtNo.13709
◆<馬>通信事業会社、外国出資パートナーを物色
【クアラルンプル】アジア諸国が通貨危機の打撃を受ける中で域内の一部通信会社が外資の買収の標的にされているが、マレーシアの通信会社の中にも外国の出資パートナーを求める動きが生じている。
例えばビナリアンBhdは、第2の外国出資パートナーを求め、過去2カ月にわたり関係交渉を進めており、11%以上のシェアが売りに出されているようだ。交渉相手は英国企業と伝えられるが、通信事業に関わる企業か、ベンチャー・キャピタル・ファンドかは定かでない。
ビナリアンは1993年にUSウェストに20%のシェアを2億3000万米ドルで売却した。その後国策投資会社プルモダラン・ナシオナルBhd(PNB)がビナリアンの5%のシェアを買収した際、USウェストは1%の持分を手放し、目下19%のシェアを占めている。その他のシェアは3つの信託基金が握っており、内1つの基金は著名なビジネスマンのT.アナンダ・クリシュナン氏が所有している。
政府は外資が国内通信会社の30%のシェアを取得することを認めており、このためビナリアンはなお11%のシェア売却することができる。しかしながら上記の英国企業はそれ以上を望んでいるようだ。
タイム・テレコミュニケーションズSdn Bhd(タイム・テレコム)は、外資の導入を希望するもう1社の通信会社で、これ以前にはオーストラリアのテルストラとシンガポール・テレコムの名が取り沙汰されていた。しかしながらタイム・テレコムはテレコム・マレーシア、ビナリアン、テクノロジー・リソーシズ・インダストリーズBhd(TRI)にも出資を要請しているようだ。
香港のSBCワーバーグのジェーソン・ビリング重役(ED)は、テレコム・マレーシアがタイム・テレコムを買収するなら、再びテレコムの独占時代が再現、最早顧客のためにディスカウント・サービスを提供する必要もなくなるだろうと予想している。(STAR:2/5)
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