1998-02-06 ArtNo.13708
◆<馬>英国百貨店の老舗ハロッズが国産品の国際市場開拓に協力
【クアラルンプル】ロンドンの代表的百貨店ハロッズは、マレーシア製電気自動車や家電製品を販売、マレーシア製品の国際市場開拓に協力する。
ハロッズを経営するエジプトの億万長者モハマド・アル・ファイド氏が4日、マハティール首相と共同記者会見したところによると、既にプルサハアン・オートモビル・エレクトリック・マレーシアに電気自動車500台を注文しており、先ず100台、総額2600万Mドルが近くロンドンに発送される。この他、マレーシア・エレクトリック・コープから家電製品を、プンチャク・インタンから衣料品を、それぞれ購入、ハロッズのチェーンを通じて販売する。また4月にオープンする新クアラルンプル国際空港(KLIA)に出店、マレーシア産品の販促に一役買う。
一方、マレーシア観光の潜在性は大きいが、マレーシアのこの方面の努力は決して十分でない。例えばランカウィはカリブ諸国に劣らぬ景観を有するにも関わらず、そのことを知る者は少ない。ファイド氏はマレーシア観光の宣伝にも支援を提供する用意が有り、例えばジェームス・ボンド・フィルムの制作者を招いて、ランカウィを舞台にした映画を制作することも可能と言う。
ファイド氏はまた、「自分は決して投機家ではないが、資金難に直面する企業があれば、救済する用意がある」とマレーシア企業を買収する可能性を示唆、マハティール首相も、ファイド氏が関係方面と買収交渉を進めている事実を確認した。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:2/5)
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