1998-02-06 ArtNo.13707
◆<星>昨年第3四半期の国民の平均月収、僅かにアップ
【シンガポール】シンガポーリアンの昨年第3四半期の平均月収は、域内金融危機の発生にも関わらず前四半期に比べ0.6%上昇し、2335Sドルを記録した。
しかしながら昨年第3四半期の所得水準は1996年通年の平均2347Sドルを下回っている。中央積立基金(CPF)局のデータに基づく統計局発表の数字には、ボーナスは含まれているが、雇用主のCPF拠出金や個人営業者のデータは含まれていない。
シンガポーリアンの月収は1996年第4四半期に2665Sドルをマークした後下降に転じ、1997年第1四半期は2436Sドル、同第2四半期は2319Sドルだった。
業種別に見ると、金融ビジネス・サービス部門を除く全ての部門の就業者の月収が昨年第3四半期に増加している。とは言え金融ビジネス・サービス部門就業者の平均月収は2813Sドルと、トップの座を維持した。同部門は1996年第4四半期には3244Sドルをマークした後、1997年第1四半期2950Sドル、同第2四半期2815Sドルと下降の一途を辿っている。
昨年第3四半期の建設業界就業者の平均月収は1888Sドルと、各業界中最低だったが、それでも第2四半期の1871Sドルから改善している。
製造業部門の就業者の月収は前四半期に比べ59Sドル増の2360Sドル、商業部門は同24Sドル増の1977Sドルだった。
労働省雇用サービス部に登録された求職者の数は昨年第1、第2四半期の3043人/2695人から第3四半期の2484人に下降、こうした下降傾向はその後も持続、10月は2394人、11月は2337人となっている。(BT:2/5)
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