1998-02-04 ArtNo.13680
◆<馬>SGLカーボン、KL拠点に域内市場開拓/工場開設も
【クアラルンプル】ドイツ企業SGLカーボンAGは新設のSGLカーボン・アジア・パシフィックSdn Bhd(SGLCAP)を通じて、その製品をマレーシア及び域内市場に直接販売する。
SGLCAPのDennis M. Maltz重役(MD)によると、同社はこれまでヘキスト・マレーシアSdn Bhdを通じて東南アジア市場にその製品を供給してきたが、ヘキスト・グループからの分離独立を機に独自に市場開拓に乗り出した。
マレーシア国内のグラファイト電極市場は年率6-7%の成長を遂げており、国内及び国外の需要に応じるため、同社は関係方面と、マレーシアに製造施設を設ける初歩的な交渉を進めている。
グループの1996年の域内売上は1億米ドルを記録、マレーシアにおける年間売上は1000万~1200万米ドルのレベルを保っている。1996年のアジア太平洋地域売上はグループ営業額17億5000万マルクの12%を占めた。
SGLCAはカーボン/グラファイト、特殊用途グラファイト、技術製品の3事業を中核にするとともに、総務、マーケッティング、セールス、技術支援業務も手がけている。SGLCAはこの他域内に代表事務所を設ける任も負うており、これまでに北京、上海、台北に事務所を開設、他の地域に事務所を設ける交渉も進めていると言う。(MBT:2/2)
|