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1998-02-04 ArtNo.13676
◆<星>英国2製薬会社の合併は当地業務に無影響:EDB
【シンガポール】英国の製薬会社、スミスクライン・ビーチャム(SB)とグラクソ・ウェルカム(GW)の合併に伴いシンガポールにおける両社ビジネスの一部が停止される可能性は大きくない。
経済開発局(EDB)のフィリップ・ヨー会長は2日催されたスウェーデンの製薬会社Astraファーマシューティカルズに対する営業本部ステータス授与式の席上以上の考えを語った。それによると、いずれもシンガポールに大規模な投資を行っているSBとGWはシンガポールで競合する業務を手がけていない。SBはシンガポールでペニシリンを製造、グラクソは潰瘍治療薬を製造しているが、SBの事業は縮小されつつある。両社が合併されるとすれば、それは経済性とビジネス基盤の強化が配慮されたためと見られ、シンガポールに関して言えば、両社の業務統合化により、より強力な事業体が誕生するはずと言う。
一方、アストラのUlf Karlberg副社長は、同問題に関して「両社の合併計画は業界再編の潮流を反映しているが、アストラの潰瘍薬Losecは、これら2社の製品、例えばZantacに数年先行しているため、特に懸念はしていない」と語った。
SBとGWの合併計画が実行されれば、両社がシンガポールに設けた4つの量産工場の内2つが影響を受けそうだが、両社のシンガポール・スポークスマンは、現状で、如何なる影響が生じるかについて語るのは時期尚早と、コメントを控えた。
SBのシンガポール工場は同社が世界に展開する量産工場4つの内の1つで、26年の歴史を有するが、当地における抗生物質製造業務は縮小されつつあり、目下150人を雇用している。これに対してシンガポール進出15年のGWは3工場に約500人を雇用、事業の拡張を図っている。(BT:2/3)
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