1998-01-31 ArtNo.13632
◆<星>NTUCエグゼクコンド、応募不足で2-3月に再売出し
【シンガポール】全国労働組合会議(NTUC)傘下のNTUCチョイス・ホームズ(NCH)はエグゼクティブ・コンドミニアム“ユーメイ・グリーン”(712戸)の応募が76%にとどまったことから、2月末もしくは3月初めに改めて購入希望者を募集する計画だ。
同社は中央積立基金(CPF)住宅補助が受けられる住宅開発局(HDB)のエグゼクティブ・フラット(Eフラット)申込者を対象に577戸を分譲したが、今月21日に販売を締め切った時点での応募者は、283人にとどまった。
エグゼクティブ・コンドミニアムはEフラット購入予約者に優先的に分配されることになっているが、今回の応募者はEフラット購入待ちの6515人の4%に過ぎない。ちなみにこれ以前のエグゼクティブ・コンドミニアムの売り出しでは、Eフラット購入希望者の平均7%が応募していた。
このため残った294戸は一般向けに分譲される。これにより一般分譲分は当初の135戸から429戸に増える。21日の締め切り時点で260人が一般分譲分に応募しており、これらの応募者は抽選を待たずにコンドミニアムを手にすることができる。
こうした状況についてNCHのン・スーミャン会長は、市場の軟化を示す現象とするとともに、「712戸に543人の応募があっならエグゼクティブ・コンドミニアムとしてはまずまず」と述べ、現状では値下げは考えないと語った。同社は別に3件の住宅開発を予定しているが、着工の時期は市場のコンディションを見て決めると言う。(ST,BT,LZ:1/27)
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