1998-01-31 ArtNo.13629
◆<星>昨年の製造業生産4.3%アップ:経済開発局
【シンガポール】昨年の製造業生産の伸びは4.3%と、前年の3.4%を上回った。
経済開発局(EDB)が26日発表したところによると、化学部門の14.6%の成長が牽引役を務めたが、製造業生産の51%(634億Sドル)を占める電子部門は3.1%の伸びにとどまり、逆に製造業全体の足を引っ張った。エンジニアリングは航空機とプロセス・エンジニアリングの好調により前年の-2.8%から3.2%のプラス成長を回復した。
化学部門は今年も、石油化学、特殊化学品、製薬関連のプロジェクトが進行中で、かなりの伸びが期待できる。電子部門は新規投資が域内の需要減を相殺して昨年並の伸びを維持しそうだ。
コスト高でディスク・ドライブ(HDD)メーカーがシンガポールから撤退するのではないかとの質問にリウ・ブンキョン電子担当ディレクターは、ハイエンド・ドライブを主に製造している当地メーカーが向こう数年間に撤退する可能性は小さいとし、この先数年間に成長が期待できる分野としてHDD、半導体、通信機器、コンピュータを挙げた。(BT:1/27)
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