1998-01-27 ArtNo.13622
◆<馬>新聞各社、広告収入減/新聞用紙コスト・アップで打撃
【クアラルンプル】景気後退に伴う広告収入の減少やMドル軟化に伴う輸入新聞用紙の値上がりで深刻な打撃を被ったマレーシアの新聞出版会社各社は、副刊の発行停止や、ページ数/カラー印刷のカット等により、乗り切りを図っている。
マレー語紙ウツサン・マレーシアの幹部によると、輸入新聞用紙はトンあたり600米ドルで、Mドルに換算すると、過去数ヶ月間に1200Mドルから2900Mドルに跳ね上がった。新聞社の営業コストの70%が新聞用紙で占められることから、こうした値上がりは深刻で、同社は副刊のページ数を減らして、対応を図っている。またハリラヤや華人正月等の祝祭日シーズンには広告が増えるのが常だが、今年は却って12~15%減少したと言う。
一方、英字紙ニュー・ストレーツ・タイムズは20%の経費節減を発表、不採算な雑誌等の発行停止を決めている。(STAR,BT,LZ:1/28)
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