1998-01-27 ArtNo.13616
◆<星>ケントリッジ・デジタル・ラブ、新技術分野で業界と協力
【シンガポール】情報技術研究所(ITI)とシステムズ・サイエンス研究所(ISS)が合併し、先週発足したケントリッジ・デジタル・ラブズ(KRDL/略称クレイドル)はIT(情報技術)分野にとどまらず運輸/教育/医療領域の大型インフラ・プロジェクト等も手がけ、地元中小企業やシンガポールを拠点とする多国籍企業に支援を提供して行く。
KRDL所長(CEO)に就任を予定するジュザル・モティワラ氏によると、今回の合併によりITIとISSの研究者合計400人の専門技術を動員して創造的な技術的アイデアを事業化することが可能になった。KRDLは中小企業の海外市場開拓を支援するほか、新アーキテクチャ/スタンダードの確立面でヒューレット・パッカード、IBM、サン・マイクロシズテムズ、東芝、エリクソン、マイクロソフトなどとの協力も計画している。
KRDLはITIとISSが取り組んでいたプロジェクトの全てを引き継ぐが、この中には、1996年にサン・マイクロシステムズと共同で設置されたジャヴァ・コンピテンシー・センターも含まれる。同センターには現在、DBSバンク、ナショナル・ライブラリ・ボード、シンガポール・テクノロジーズ・グループ、シンガポール・プレス・ホールディングスなど14組織が参加していると言う。(BT:1/26)
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