1995-04-24 ArtNo.1361
◆<星>昨年の民間住宅賃貸料、5%値下がり:内国税局
【シンガポール】シンガポールの昨年の民間住宅賃貸料は一昨年に比べ5%軟化した。
内国税局(IRAS)のニュースレターによれば、同局の民間住宅賃貸料指数は1993年の130.66から1994年の123.99に5.1%下降、昨年第4四半期の同指数も第3四半期に比べ0.9%ダウンした。昨年7月、同局は1990年から1993年にかけて48%値上がりした民間住宅賃貸料が下降に転じるものと予想したが、今回の数字はこうした予測を裏付けた。IRASは市場軟化の主因として近く完工が予定される多くの不動産プロジェクトの存在と賃貸需要の小幅な伸びを指摘している。第4四半期には950ユニットのParc Oasis、320ユニットのビシャン・パーク・コンドミニアム、163ユニットのチェリーヒル・プロジェクトが完成、昨年第4四半期末時点で13万2757戸の民間住宅が存在した。 しかし不動産コンサルタントのジョーンズ・ラング・ウートンは今年第1四半期の一等地賃貸料が昨年第4四半期に比べ1%、それ以外の地区では同7%値上がりしたと報告している。(BT,LZ:4/22)
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