SEAnews 1998-01-24 ArtNo.13586

【シンガポール】貿易手続きの電子処理システム“トレードネット”のインターネット・バージョンが使用できるようになり、貿易手続きの処理が一層効率化されただけでなく、来月からはコストも大幅に軽減される見通しだ。
トレードネットはシンガポールにおける貿易申告業務の99％を処理でき、目下2400社が同サービスを利用しているが、これらの企業は今回のインターネット・バージョン・サービス開始に伴う料金の値下げで、年間200万～300万Ｓドル節約できる見通しだ。貿易開発局(TDB)は2001年までに年間28億Ｓドルのビジネス・コスト・カットを目指している。
ＴＤＢの発表によると、トレードネット・ユーザーの登録料は2月1日より、現在の850Ｓドルから50Ｓドルに、月間契約料は30Ｓドルから20Ｓドルに、各パミットの処理手数料は10セントから2.40セントに引き下げられる。この他、ハイ・ボリュームのユーザーに対する手数料のディスカウントはこれまで以上に肌理の細かいものになっている。また各種手続きの処理時間も現在の15～30分から1～5分にカットされる。
トレードネットを利用するためにはＩＤを取得する必要がある。ＴＤＢは必要なトレーニングを引き受けている。トレードネットのウェブサイトは“http://www.tradenet.com.sg/tradeweb/pages/start.htm”。(ST,BT,LZ:1/23)