1998-01-23 ArtNo.13576
◆<馬>HDDのメジャレックス、M$2600万利益目標ほぼ達成
【クアラルンプル】ディスク・ドライブ(HDD)部品の製造を手がけるMeasurex Corp Bhdは1997年12月期の税引き前利益目標2607万Mドルをほぼ達成した。
昨年5月にクアラルンプル証取(KLSE)二部上場を果たしたメジャレックスはその上場目論見書の中で1996年と1997年の税引き前利益を2259万Mドルと2607万Mドルと予想していた。
ジャファル・モハド・アリ会長は21日の年次総会後、仮に上回ることがなかったにしても、少なくとも目標額には達しただろうと自信を示した。同社の主要顧客にはシーゲート、マクスター、富士通が含まれる。
HDD部品の製造の他、デザイン、型製造、ツーリング、組立、プロットタイピングを手がける同社は、売上の90%が米ドル建て、原料仕入れの70%はローカル通貨建てのため、今回の通貨危機の影響はほとんど受けていない。しかしながら製造事業の拡張計画は棚上げされる。これは資金コストが急騰したためと言う。同社はこれ以前には、1999年までにフィリピンに第4工場を設ける計画を発表していた。
メジャレックスは、中国、マレーシア、タイに製造拠点を有し、本部業務、顧客支援業務はシンガポールで手がけている。同社は既存事業に照準を合わせるとともに、下流部門への進出を計画している。ジャファル会長は如何なる下流部門に進出するかは明らかにしなかった。(STAR:1/22)
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