1998-01-22 ArtNo.13563
◆<印度>政府、石油プール勘定の負債を今年度内に返済
【ニューデリー】インド政府は今年度中に石油プール勘定の負債1万5090クローを全額石油会社に返済する方針を決めた。
これにより石油会社はそのバランス・シートを清算し、その減資計画、取り分けインディアン・オイル・コーポレーション(IOC)の減資計画を実行できる。
政府はこれに伴い昨年12月に50クローから1万4700クローに増額した偶発危機準備金をさらに3万2490クローに拡大することを決めた。同準備金は石油会社への返済の他、政府系銀行3行に対する2700クローの補助に充当される。これら3行はこれにより、中央銀行により定められた自己資本比率を満たすことができる。
なお石油会社と政府系銀行は、政府により支払われた金額を、そのまま政府公債に投資するため、政府の口座から資金は流出せず、政府予算の均衡は維持されると言う。(ET,IE,TH,FDTH:1/21)
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