1998-01-22 ArtNo.13562
◆<馬>プロドゥア、今年の売上目標を5万台に半減
【クアラルンプル】マレーシアの第2国産車メーカー、プルサハアン・オトモビル・ナシオナル・クドゥアSdn Bhd(プロドゥア)は、今年の販売目標を当初の10万台から5万台に下方修正した。
プロドゥアのアブドゥル・ラーマン・オマル重役(MD/CEO)によると、小型乗用車カンチルの販売台数は一昨年の4万6941台から昨年の5万4084台に、ルサ・バンのそれは7240台から1万223台に拡大した。しかし昨年12月以降に新年度予算を補足する一連の措置が発表されて後、月間販売台数は5000台から4000台に下降した。
今や同社のショールームを訪れる者はなくなっているが、これは主に自動車購入ローンを得るのが難しくなったため。同社は月収は2000Mドル以下の所得層を顧客基盤としており、こうした層は金融機関の貸出規制の最大の影響を受けている。
しかし政府が今年は69億Mドルを自動車ローンに振り向ける方針を発表したため見通しは多少明るくなった。同社はプロドゥア製品購入ローン用に一定額を留保するよう金融機関に指示することを政府に陳情する計画だ。同社は向こう3年間に研究開発(R&D)に2億5000万Mドルを投じる予定だったが、同予算も削減する計画だ。
ちなみに第1国産車メーカーのプロトンも今年の販売目標を30%縮小する方針を発表している。(NST,MBT,STAR:1/21)
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