1998-01-22 ArtNo.13555
◆<星>スルヤジャヤ一族のL&M権益買収計画座礁?
【シンガポール】インドネシアのスルヤジャヤ一族が特殊建築会社L&Mの権益をビジネスマン、ヨハネス・コチョ氏から買収する計画は、同シェアを抵当物として管理する金融機関が公開市場でなし崩しに処分していることから、実現の見通しが益々遠のいている。
L&Mは20日、シンガポール証取(SES)に対してZasidon及びBright Ideasが所有するL&M株434万株が公開市場で売却されたと報告した。同株はヨハネス・コチョ氏がケーヒアン・ジェームズ・ケーペルに抵当として預けていたもので、ケイヒアンは独自の裁量でこれを売却した。
Zasidonはコチョ氏がスハルト大統領の子息バンバン・トリハトモジョ氏やインドネシアの女性事業家エンダン・ウタリ・モコドムピット女史と共同で所有する投資会社。コチョ氏はまたBright Ideasを通じ個人的にL&Mの586万株を所有していた。今回の売却によりZasidonのL&M持分は32.83%から30%に縮小している。(BT:1/21)
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