1998-01-21 ArtNo.13552
◆<印度>RIL、パタルガンガPTA工場の操業を停止
【ムンバイ】リライアンス・インダストリーズLtd(RIL)はマハラシュトラ州Patalgangaの純粋テレフタル酸(PTA)工場の操業を停止した。
観測筋によれば、年産能力27万5000トンのパタルガンガ工場の操業停止は、PTA国際価格の下降によるものと見られる。しかしながらRILは、ボトルネックの除去とメンテナンスが操業停止の理由とするとともに、パラキシレン工場の操業停止の噂を否定した。
PTAの国際価格はパラキシレンの値下がりに伴い昨年12月のトン当たり580米ドルから現在の450米ドルに下降している。インド唯一のPTA製造会社のRILの年産能力は1996/97年度には27万トンだったが、ハジラ工場(年産35万トン)の試運転開始で、60万トンに拡大、第3工場が稼働すれば、100万トンに達する。同社の国内PTA市場シェアは1996/97年度の55%から1997/98年度の70%に拡大する見通しだ。(FDTH:1/20)
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