1998-01-19 ArtNo.13515
◆<馬>IMF専務理事、金利引き上げ勧告
【クアラルンプル】国際通貨基金(IMF)のミッシェル・カムドシュ専務理事は16日、マレーシアに金利引き上げにより、Mドル軟化に伴うインフレの高進に対処するよう勧告した。
前日のアンワル副首相兼蔵相との長時間にわたる会談後、この日はマハティール首相の他、中央銀行幹部とも会見したカムドシュ専務理事は、マレーシアが昨年12月に導入した一連の金融引き締め/改革措置を賞賛するとともに、マレーシア経済は比較的健全さを維持しているため、現状ではIMFの支援を必要としないが、IMFは金融政策等の面でマレーシアに技術支援を提供する用意があると語った。
同氏によると、マレーシアは既に貸出規制を通じてインフレの抑制とMドルの支持を図っている。マハティール首相とアンワル副首相がIMFの改革措置を支持したか否かに関して、カムドシュ氏は、今回の会談では特にマレーシアにおける経済改革問題は話し合われなかったと語った。またIMFがマレーシアの今年の経済成長予測を2.5%に下方修正したとの報道に関して、IMFはまだ正式にその種の発表は行っていないと答えた。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:1/17)
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