1998-01-17 ArtNo.13504
◆<印度>パワー・グリッド、英ナショナル・グリッドと送電合弁
【ニューデリー】パワー・グリッド・コーポレーション・オブ・インディアLtd(PGCIL)は英国のナショナル・グリッド・コーポレーション(NGC)と2つの合弁会社を設立して、国内及び海外の送電市場を開拓する計画だ。
消息筋によれば両社は既に国内における合弁事業の検討を終え、海外合弁の可能性を研究している。国内事業に関してはNGCは必要な資金を注入、PGCILは資金を拠出せぬ代わりに入札手続きのコンサルタント、評価、請負業者の選考、送電網や変電所のデザイン、熟練労働者の供給等を引き受ける。
PGCILのR.P.シン会長は以上の消息を確認するとともに、NGCのデービッド・ジェフェリーズ会長が最近インドを訪れた際、関係問題を協議、原則的合意を見たことを明らかにした。同氏によると、ミャンマー、バングラデッシュ、ベトナム、マレーシア、中東等における送電事業に参画する機会は大きく、PGCILは、低コストなマンパワーを提供できると言う。
しかし、電力省筋によると、こうした合弁計画は総選挙後に新政府が発足するのを待って、その認可を得る必要がある。また既に常任委員会の承認を得たとされる送電事業民営化法案が、選挙後に国会両院を通過することも前提になると言う。(IE:1/16)
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