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1998-01-16 ArtNo.13484
◆<馬>KLSE、透明度回復目指し規律強化
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)は14日、複数のブローカーを規則違反の疑いで捜査していると発表したが、アナリストらはKLSEがモハメッド・アズラン・ハッシム新会長の指揮の下に、透明度の回復を目指す積極的な行動に乗り出したと見ている。
ブローカーらは個々の顧客及び証券会社に対するエクスポージャーの報告を求められている。単一の顧客に対するエクスポージャーは払込資本の300%に制限されており、1銘柄の購入額の上限は払込資本の500%もしくは、当該銘柄払込資本の20%のいずれか低い方に制限されている。
KLSEはこれ以前にユニフォニクス・コープBhdのソー・チーウェン会長に関わる取引の詳細を報告するよう取引所会員に通達したが、KLSEの声明は、ハイプロファイルのビジネスマンも厳しく規制する姿勢を表明している。これに対してプランテーション・デベロプメントBhdの会長も兼ねるソー氏は14日、KLSEの捜査に積極的に協力するとの談話を発表した。
某ファンド・マネージャーは、「モハメド新会長は、KLSEがなすべきことを実行している。長期にわたりKLSEは投機活動に対する対応が遅いと批判されてきたが、新会長の指揮の下、KLSEはプロアクティブに変身する可能性がある」と指摘した。KLSE筋によるとモハメド新会長はKLSEの信望に傷をつけるようなブローカーを根絶する使命を負うていると言う。(ST,STAR:1`/15)
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