1995-04-22 ArtNo.1346
◆<星>貿易額の比重で見たSドル価値、年初以来2.1%ダウン
【シンガポール】シンガポール通貨(Sドル)の対米ドル為替相場は過去最高を記録しているが、主要交易国との貿易額の比重も配慮したSドルの実質価値は今年初以来2.1%下降していると言う。
ST紙がシンガポールの主要貿易相手国10カ国の通貨に対するSドルの相場を比較したところ、Sドルは米ドルに対して年初以来4.6%値上がりした他、その他の大部分の通貨に対しても値上がりしたが、こうした値上がりは円及びドイツ・マルクに対するSドルの各19%と10%の値下がりにより相殺され、結局貿易支払い手段としてのSドルの価値は同期間に2.1%下降したと言う。以下はST紙が集計した今年1月4日から今月19日の間のSドルの各国通貨に対する相場の変動幅と当該国との往復貿易の比重:マレーシア+1.03%/23.5%、米国+4.58%/22.1%、日本-19.48%/19.2%、香港+4.49%/7.8%、タイ+1.90%/6.7%、台湾+1.43%/5.1%、ドイツ-10.37%/4.5%、韓国+1.78%/4.2%、英国+1.11%/3.6%、中国+5.29%/3.3%、総合-2.11%/100%(ST:4/21)
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