1998-01-14 ArtNo.13458
◆<馬>モノリシク・フォームワーク、国際市場開拓目指す
【バターワース】マレーシアでは初のアルミ合金及びエンジニアリング・プラスチック製の建築用型枠の製造を手がけるMonolithic Technology Sdn Bhd(MTSB)はフロンティア・ボンド(M)Sdn Bhdと提携し、国際市場の開拓に乗り出す。
MTSBのウォン・チーファット重役(GM)が12日催されたフロンティア・ボンドとの関係覚書調印式後語ったところによれば、ブキ・ムルタジャムのバンダル・プルダに1500万Mドルを投じて設けた工場で製造されるプラスチック・モールドの単価は20Mドル、アルミ・モールドのそれは30Mドルで、輸入原料使用率は60%となっている。
仮に1ユニット650平方フィートの低コスト住宅2000戸を建設するとすれば、通常の方式では3年かかるが、同社の型枠を用いれば1年で完成できる。また通常の方式なら労働者1200人が必要だが、新方式では300人で足りる。1ユニット当たりの建設コストは30万~35万Mドルで、型枠は最大100回使用できる。
MTSBは目下バンダル・プルダで20モールド・セットを用い、2000戸の低コスト住宅のターンキー建設を請け負っており、来年1月の完成を予定している。同プロジェクトの総コストは4500万Mドルで、原材料の輸入コストを差し引いても、多額の利益が望めると言う。1995年9月に払込資本200万Mドル、授権資本500万Mドルで設立されたMTSBの昨年予定投資額は500万Mドルだった。(STAR:1/13)
|