1998-01-14 ArtNo.13453
◆<星>ビジネスマン、東南アジアに新リゾート・チェーン展開
【シンガポール】シンガポールのビジネスマンMark Yong氏夫妻が70%、マレーシアのブミプトラ・パートナーが30%出資するジョホール州拠点のKumpulan Hiliran Jaya Holdings Sdn Bhd(KHJH)は新たなスタイルの域内リゾート・チェーン計画に着手した。
建設会社Woh Hup創設者Yong Yit Lin氏の孫で、サー・スタンフォード・ラッフルズ・シティー・クラブ(サンテク・シティーに10月にオープン)の支配権益も握るヨン氏によれば、一部のチェーン店は、7つの歴史的都市に「失われた王国」をテーマに設けられる。
今年は総投資額3億5500万Mドルの3リゾートがマレーシアのデサル(ジョホール州)にオープン。428スイートのデサルImpianは3月に、バリ・スタイルの91スイートTerataiと275スイートのアトランティスはいずれも年末に、それぞれ営業を開始、やはりデサルに設けられるハンギング・ガーデンズ・オブ・バビロンは2000年の開業を予定している。
これらのリゾートの幾つかは、リースバック方式で販売されるコンドテルで、当初5年間に年間10%の投資収益が保証される。バイヤーは当初2年間は毎年3週間、残る3年間は同2週間無料で宿泊できる。デサル・インピアンはほとんど完売、アトランティスも昨年6月の売り出し以来60%が売約済みとなっている。
創業5年のKHJHはインドネシアのバリ島スンバには、50ビラから成るNgihiwatuを建設中で、こちらは来年オープンする。フィリピンのセブには750室のスペイン式テーマ・ホテルEl Doradoが計画されており、デサルにおける第5のリゾートCamelotも準備中だ。今年半ばにはデサルにホテル・スクールもオープン、マレーシア、シンガポール、インドネシア等の学生受け入れが予定されている。
ヨン氏は、「社会が豊かになるに従ってライフスタイルも変わり、こうしたリゾートの需要が高まるはず」と語る。傘下にホテル/リゾートのマネージメント会社のライフスタイル・ホテルとSpas and Resorts Sdn Bhdを擁するKHJHはこの他、プロジェクト・マネージメント、広告代理、PR、フェリーの経営等を手がけている。(BT:1/13)
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