1998-01-13 ArtNo.13443
◆<印度>丸紅等、セミコンダクター・コンプレックス権益に関心
【ニューデリー】モトローラ、SGSトムソン、丸紅IBM等の多国籍企業がセミコンダクター・コンプレックスLtd(SCL)の支配権益買収に関心を表明している。
インド政府はSCLが最低26%の少数権益を維持する形での合弁を認めており、SCLは、既にこれらの潜在パートナーと初歩的な協議を行っている。SCLはこうした合弁を組むことにより、チャンディガルの施設のアップグレードや拡張を行うことができる。
消息筋によれば、6~8週間で具体的な合弁方式が詰められる見通しだ。SCLはそれ自身に外資を導入するのではなく、合弁会社を別に設立するものと見られ、SCLのデザイン部門が別会社とされる可能性が予想されている。
SCLは現在1.2ミクロン、6インチのウエハーを2万ユニット製造する能力を有し、今年内に0.8ミクロン相補型金属酸化膜半導体(CMOS)の製造も開始する予定だ。同施設のアップグレードには5億米ドルが必要とされる。
SCLはまたスマート・カードの生産も計画、当初年間300万枚、その後1000万枚程度の生産が予定されている。(IE:1/12)
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