1998-01-12 ArtNo.13427
◆<馬>SAP、景気低迷に関わらず30%の売上増予想
【クアラルンプル】ドイツ企業SAPデータの子会社、SAPデータ・プロセッシング(M)Sdn Bhdは国内景気の不振に関わらず、営業額の30%成長を見込んでいる。
SAPデータのヒー・キムファ主任(カントリー・マネージャー)が、サラワク州拠点のSubur Tiasa Holdings Bhdに対する総額200万MドルのR/3エンタープライズ・リソース・プラニング(ERP)ビジネス・アプリケーション・ソフトウェア納入契約調印式後語ったところによると、国内経済の不振で各社はコスト削減に力を入れると見られることから、同社は営業額の拡大が加速されるものと期待している。
目下マレーシアにおける顧客は50社以上、据付ベースでは100サイトを数えるが、地元企業は全体の45%に過ぎない。そこでサポート構造を強化し、地元企業のニーズに応じることを通じて、地元市場開拓に力を入れている。
スブル・ティアサに対するR/3システムの納入は来月から3段階に分けて進められ、第1段階では、金融/企業管理/材料管理モジュールが、今年末にスタートする第2段階では販売/流通/人事管理モジュールが、1999年第2四半期に開始される第3段階では、財務管理/工場保守/投資管理モジュールが、それぞれグループ企業全体を対象に据え付けられると言う。(MBT:1/9)
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