1998-01-12 ArtNo.13425
◆<馬>昨年11月の貿易収支M$7億黒字
【クアラルンプル】マレーシアの昨年11月の貿易収支は輸出が前年同月比30.9%増の216億Mドルをマークしたのに対して、輸入は23.1%増の210億Mドルにとどまったことから、前年同期の5億Mドルの赤字から7億Mドルの黒字を回復した。
統計局が9日発表したところによれば、昨年初11カ月の輸出総額は前年同期比10.4%増の1984億Mドル、輸入総額は同10%増の1991億Mドルで、同期間の貿易赤字は前年同期の13億Mドルから6億Mドルに縮小した。輸入と再輸出から航空機/船舶等の大型品目を除くと、11月の貿易黒字は8億Mドルに拡大、年初11カ月の収支も50億Mドルの黒字になる。
年初11カ月の主要輸出品目を見ると、電子/電気製品が前年同期比13.3%増の1007億Mドルで最大。中でも集積回路(IC)が267億Mドルで電子/電気製品輸出全体の26.5%を占めた。
電子/電気製品に続くのは、パーム油輸出で、輸出量が4.8%拡大した上、FOB価格も7.8%アップしたため、昨年同期比12.9%増の96億Mドルをマーク、総輸出の4.8%を占めた。
液化天然ガス(LNG)輸出は46.8%増の60億Mドルで、総輸出の3%を占めたが、原油輸出は4.3%減少した。
年初11カ月の中間原料輸入は7.6%、資本財輸入は20%、消費財輸入は9.6%、それぞれ増加した。
年初11カ月の主要貿易相手国は米国、日本、シンガポールで、これら3国だけで往復貿易全体の51.5%を占めた。(NST,STAR,BT,LZ:1/10)
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