1998-01-10 ArtNo.13411
◆<馬>KESM、マイクロプロセッサー/コントローラーに注力
【クアラルンプル】バーンインや検査を含む半導体部品関連の様々なサービスを手がけるKESMインダストリーズBhdは過去3年間に148%の純益拡大を見たが、今後3年間は、半導体サブセクターのマイクロプロセッサー及びマイクロコントローラーの2領域に照準を合わせ、その好調な業績の維持を図る。
サミュエル・リム会長が8日の年次総会後語ったところによれば、2つの戦略的サブセクターにメモリ製品の製造業務を加えると、半導体産業の主要部分がカバーされる。市場調査会社データクエストによれば、マイクロコントローラー市場は年率18.5%、マイクロプロセッサー市場は同17.5%の成長が見込まれ、半導体産業は全体として2000年まで年率22%の成長が予想されている。またパーソナル・コンピューター市場は年率14%の成長を遂げる見通しだ。
世界的半導体産業の明るい見通しに支えられ、KESMの業績も引き続き向上が見込まれる。半導体産業は来年は16.7%の成長が見込まれており、KESMの目標は業界の成長にマッチした成長を遂げること。KESMは、1997年7月期には7020万Mドルの売上、前年比44%増の890万Mドルの純益を計上した。同社はこれまでに1000万~2000万Mドルの設備投資を行ってきた。Mドル安で、この方面のコストは40%アップしたが、同社はコストの上昇は顧客に転嫁する方針と言う。(STAR:1/9)
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