1995-04-21 ArtNo.1340
◆<比>大統領、第3国専門家に検死依頼指示
【マニラ/シンガポール】フィリピン及びシンガポール両国専門家による共同検死によっても意見の一致が見られなかったことから、ラモス大統領は20日、シンガポールで殺害されたフィリピン人メイド(デラ・マガ)の死因に関して中立な第3国の専門家に最後の検死を委ねる考えを明らかにした。
大統領は共同検死後も、溝が埋められなかったことに遺憾の意を表明する一方、協力して問題の解決を図る両国の堅い決意により、最終的に真相が究明されるものと信じるとの声明を発表した。 一方、シンガポール紙の報道によれば、共同検死の過程でフィリピン側は、遺骸の頭部及び肩の骨に損傷が存在しないこと、絞首による窒息が死因で有るとの点を認めたものの、最終的にその主張を撤回することは拒否したと言う。(ST,BT,LZ:4/21)
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