1998-01-08 ArtNo.13381
◆<馬>Lityan、M$6千万全国移動データ通信網構築
【クアラルンプル】マレーシア電信局(JTM)から周波数413MHzのワイヤレス・ネットワーク経営ライセンス(10年)を認められたLityan Holdings Bhd(LHB)子会社のインピアナス Sdn Bhd は6000万Mドルを投じてマレーシア全国にワイヤレス公衆データ網のインフラを整備する。
低コストのデータ転送を可能にするワイヤレス公衆データ網は、英国ではガスや電気メーターの計測に使用されており、車両の追跡や短いメッセージの通信などにも使うことができる。
インピアナスは陸運局やクアラルンプル・ホスピタルなどの潜在的ユーザに同ネットワークの利用を働きかけており、7月までに中継点の全国的な展開に取りかかる。まずクラン・バレー地区でサービスを開始し、3年内に全国をカバーする計画。必要なハードとソフトは英RACALメッセンジャー Ltd から供給を受ける。
LHBのラマ・ハルン重役(MD)によると、ワイヤレス公衆データ網を用いれば、救急車から患者の心拍や血圧などのデータを病院に送付し、病院側は救急車が着く前に患者の容態に応じた救急態勢を整えることもできると言う。(STAR:1/7)
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