1998-01-08 ArtNo.13380
◆<馬>サムソン、US$1億追加投資準備
【クアラルンプル】韓国のサムソン・グループは6日、今後5年間にマレーシアに1億米ドルを追加投資する計画を発表した。
韓国の親会社は経済危機から今年の海外生産を最大40%削減すると発表しが、サムソン・エレクトロニクスのキム・ジョンキ社長はこの日、低成長部門を切り捨て、マレーシアのような高度成長領域に集中するのが主旨と、マレーシアにおける事業の先行きに楽観的見通しを示した。
マレーシアにおける累積投資は21億Mドル、スナワン工場とポート・クラン工場に7000人を雇用する同社の売上は、一昨年の9億200万米ドルから昨年の10億米ドルに拡大している。
サムソン・エレクトロニクスがスナワンのトゥンク・ジャファル工業団地に9億米ドルを投じて建設したスレンバン・コンプレックスには、傘下のサムソン・エレクトロン・デバイシズ(M)、サムソン・コーニング(M)、サムソン・エレクトロニクス・ディスプレイ(M)のTV/モニター関連3工場が入居、またポート・クランには米国と中南米向けの電子レンジ製造工場を有する。
キム社長によると、マレーシアで生産されたサムソン製品の99%が輸出され、50%以上が欧米向けとなっている。このため、アジア経済危機の影響は小さく、Mドル安は輸出に有利に作用する。マレーシアにおける事業は海外事業の成功モデルになっており、解雇も行わないと言う。(STAR,NST,BT:1/7)
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