1998-01-08 ArtNo.13377
◆<星>ヘルス・オンライン、診療/薬局サービス開始
【シンガポール】ヘルス情報関連の出版会社メディメディア・アジアがシンガポールに設けた子会社ヘルス・オンライは6日、インターネットを通じたオンラインの診療及び薬局サービスを開始した。
メディメディア・アジアのウォン・メイチャン重役(MD)によると、全国労働組合会議(NTUC)傘下の保険会社NTUCインカムは、その80万人の顧客にヘルス・オンライン・サービスを提供する計画で、向こう2年間にマルチパーパス・スマート・カード50万枚を保険契約者に発行する。
一方、大華銀行(UOB)は顧客中の医療従事者にスマート・カードを発行する計画だ。同カードはデビット・カードとしての機能の他に、身分証明証の役割も果たし、患者の医療情報にアクセスできる。医師はこの種のカードの利用を強制される訳ではないが、カードがなければネットを通じて患者の医療記録にアクセスできない。また患者は、譬え異なる医師の診療を受けても、過去の医療記録が参照されるため、シームレスな治療が受けられる。
一方、ヘルス・オンラインのサイバーファーム・サービスにはガーディアンとエイペックスが参加しており、ユーザーはインターネットを通じてこれらの薬局から薬品を購入できる。(BT:1/7)
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