SEAnews 1998-01-07 ArtNo.13365

【クアラルンプル】新参の地元マルチメディア・プロバイダー、Dapanet Sdn Bhdは、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)ステータスを獲得したのを機会に、情報技術(IT)市場での飛躍を目指している。
不動産開発を中核とする地元複合企業ＦＡＣＢグループBhdの60％子会社、ダパネットは、マルチメディア・イントラネット／マルチメディアＣＤ－ＲＯＭ／マルチメディア・インフォ・キオスク／インターネット領域におけるソルーション／製品／サービスのターン・キー・プロバイダーとして、1997年1月に資本金200万Ｍドルで設立された。
ダパネットのカマル・ジット・シン重役(ED)によると、ハードウェア・プラットフォーム、オペレーティング・システム、マルチメディア開発言語、ネットワーキング、テレコミュニケーション領域における専門ノーハウも備えた同社は、ビジュアルで、高品質な、ハイテク・ソルーションや製品の提供を通じて顧客の競争力を補強する。
同社はマレーシア陸軍からインターラクティブ・マルチメディア・コンピューター支援トレーニング・システムの納入据付契約を獲得、最近総理府で同システムのデモンストレーションも行った。この他、政府部門向けインフォメーション・ディセミネーション・プログラムの開発にも取り組んでいる。同プログラムの下、ユーザーはスクリーンにタッチすることにより、デスクトップ・システム中に格納されたビデオ、オーディオ、グラフィック、テキスト形式の様々な情報にアクセスできる。
同社のシステムにはオーストラリア、英国、米国からも引き合いが有り、目下商談が進められている。同社のアプローチは他社と異なるため、今のところ競争に伴う脅威は存在しないと言う。(MBT:1/6)