1998-01-06 ArtNo.13346
◆<星>富士通/CA、マルチ・メディア・データベースを販促
【シンガポール】コンピュータ・アソシエイツ(CA)と富士通は昨年12月にマルチメディア・データベース・ソフト“ジャスミン”をアジア市場に投入、共同で販促を進めている。
現在のデータベース市場は文字処理主体のリレーショナル・データベースが主流だが、“ジャスミン”は映像や音声も扱えるオブジェクト・データベース。CAのM.P.チュアASEAN担当重役(MD)によると、大手企業の中では、既にインドネシアのPT アストラ・インターナショナルが“ジャスミを試験的に導入、インターネット上での自動車販売を準備している。また、香港の某大学も“ジャスミン”を使ったオンライン・コースを計画しているという。
しかし、リレーショナル・データベースを主力製品としている米系オラクルのS.ファリス重役(アジア太平洋地域サーバー製品担当)は、「純オブジェクト」データベースの“ジャスミン”の市場浸透力は小さいと断言、リレーショナル・データベースにオブジェクト技術を導入した同社の「オブジェクト・リレーショナル」データベースの方が市場性が大きいと指摘した。データベース・ユーザのオランダ系ソフトウエア会社BAANのD.ケシュ東南アジア/インド担当副社長も「オブジェクト・リレーショナル」製品に軍配をあげている。(BT:1/5)
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