1998-01-06 ArtNo.13345
◆<星>HP社等、政府部門電話交換システム契約獲得
【シンガポール】国家コンピュータ局(NCB)は先週、ヒューレット・パッカード(HP)シンガポールに率いられる3社連合に、外部から官庁にかかる電話の応対や交換をコンピュータ化するパイロット・プロジェクトに関わる1150万Sドルの契約を発注した。
“ワン・コール・インフラストラクチャー”と命名されたコンピュータ化プロジェクトの下、各官庁への通話を一括制御する政府通話センター(GCC)と、GCCがサポートする各省庁の通話センター(MCC)が設けられる。所定の番号がキーインされると、自動的にGCCからMCCにつながれ、ここで更に必要なサービスや情報の番号をキーインするか、案内係との会話を選択する仕組み。パイロット・プロジェクトでは労働省、シンガポール生産性標準局(SPSB)地元企業アップグレード・センター、大蔵省関税物品税局にMCCが設けられる。
HPシンガポールはHP9000Dクラスのサーバー2台とコンピュータ電話統合ソフトを、パートナーのケッペル・コミュニケーションズ Pte Ltd はEPABX(エレクトロニク・プライベート・オートマチック・ブランチ・エクスチェンジ)とIVR(インターラクティブ・ボイス・リスポンス)装置を納入、英系アドミラル Plc はプロジェクト・マネージメントとコンサルタントを担当する。
労働省のMCCは今年9月、他の二つのMCCも11月までに稼働する予定。パイロット・プロジェクトが成功すれば5年内に20の省庁にMCCが設けられると言う。(BT:1/5)
|