1998-01-05 ArtNo.13337
◆<馬>イースタンオクシジェン、電子/ハイテク事業に進出
【クアラルンプル】工・商業用ガスの製造を手がけるイースタン・オクシジェンBhd(EOB)は、新たな発展の潜在性を有する領域として電子/ハイテク産業に注目、サラワク州クチン市サマ・ジャヤ自由貿易地区におけるニトロジェン製造プラント、ガスの供給・精製施設、地下配管網等への投資を拡大している。
関係プロジェクトの第1期工事は完成、ニトロジェン・ガスの商業生産は今月(1998年1月)から開始される。第2期工事も近く着手され、製造能力の一層の拡張が図られる。サマ・ジャヤの新ガス製造施設と既存顧客の工場を結ぶガス管網は昨年10月に完成、ハイテク産業向け超高純度ガスの製造・供給施設への一層の投資も準備されている。
EOBのミリ・プラントもサラワク州北部の製造/エンジニアリング関連企業にガスを供給している。EOBのアマル・ウィー・フドゥ・テック会長が同社の年次報告書の中で語ったところによると、こうした投資は同社のサラワク州における指導的地位を一層強化する見通しだ。同社の一連の投資プロジェクトは昨年末に続々稼働、今年は投資利益の環流も見込まれている。
1997年9月期の年商は前年の1774万Mドルから1956万Mドルに10.3%拡大したものの、税引き前利益は435万Mドルから73万1385Mドルに下降した。減益の主因は営業コストの拡大、マージンの下降と言う。(MBT:12/26)
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