【クアラルンプル】サプラ・テレコミュニケーションズBhd(STB)は、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)事業に本腰を入れる狙いから、情報技術(IT)企業6社を、親会社サプラ・ホールディングズ Sdn Bhdから現金2億3400万Mドルで買収する。
アマナ・マーチャント・バンクBhdが22日発表したところによれば、買収されるのは、アジア・パシフィック・インスティテュート・オブ・インフォメーション・テクノロジー(APIIT)、サプラIT Sdn Bhd(SIT)、システム・ネットワーク・インテグレーションSdn Bhd(SNI)、サプラPoweraid Sdn Bhd(SP)、Jurudata Sdn Bhd(JSB)の各100%の権益とサプラ・システムズSdn Bhdの70%の権益。
これらの企業は、教育、ソフトウェアのデザイン/開発、コンピューター製品の流通/保守、ネットワーキング、コンピューター関連のコンサルタント・サービス等、幅広いIT関連事業を手がけ、クアラルンプル新国際空港(KLIA)やクアラルンプル・シティー・センターにおける様々なIT契約を獲得している。このためSTBのMSC進出の足場が強化される。
SHSBは直接STBの25.14%のシェアを保持する他、STBの38%の権益を握るユニフォン・テレコミュニケーションBhdの50.77%のシェアも握り、直接間接にSTBの44.43%の権益を掌握している。なおシャムスディン・アブドゥル・カディル氏がSHSBの支配権益を握っている。(STAR,MBT:12/23)