1997-12-24 ArtNo.13317
◆<星>LKN、ナットスチール子会社とエクアトリアル再開発
【シンガポール】ホテル・エクアトリアルの買い手を物色していた不動産開発会社リムカーガム(LKN)は、製鉄会社ナットスチール子会社のナットスチール・プロパティーズと当該ホテルをコンドミニアムに再開発することで合意に達した。
LKNが22日発表したところによれば、同社は合弁会社カミリア・エンタープライズPte Ltdに同地(フリーホールド)を売却し、15階建てコンドミニアムに建て替える。
LKNは、当初最低売却価格を1億3500万Sドルとしていたが、カミリアにはこれより13%安い1億1800万Sドルで売却する。同価格は、9月の入札の際の最高価格1億2000万Sドルや、入札後に行われた個別商談で提示されたという1億2150万Sドルも下回っている。LKNとナットスチールはこの点に関して、不動産コンサルタント会社リチャード・エリスの最近の評価額1億1800万Sドルを引用、「売却価格は公正で、市場の現状を反映したもの」としている。
合弁会社の出資率はナットスチール・プロパティーズが55%、LKNが45%。両社は中国、インドネシア、ベトナムなどのプロジェクトでも連合を組んでいる。ホテル・エクアトリアルは来年3月に営業を停止すると言う。(ST,BT,LZ:12/23)
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