1997-12-23 ArtNo.13306
◆<馬>Unibyte、来年はMSCステータス獲得目指す
【クアラルンプル】マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)ステータスの獲得を目指すUnibyte Systems Sdn Bhdは、MSC事業を担当するマルチメディア・デベロプメント・コーポレーション(MDC)と、MSCにおける事業計画を協議している。
ユニバイトのモハメド・シハブ重役(GM)が最近同社が主催した“キック・オフ1998コンファランス”の会場でコンピュータイムズに語ったところによると、同社はMSCへの進出を通じて研究開発(R&D)コストを大幅に軽減できるものと期待している。同社は今年約100万MドルをR&Dに支出したが、来年は50万Mドルに縮小する計画だ。
国内経済が困難に直面する中、来年は多少慎重なアプローチを採用するが、先行きに悲観的見通しは抱いていない。営業額は今年の300万Mドルから350万Mドルに拡大、営業支出はほぼ現状通りの160万Mドルに収まる見通しだ。
来年は人材資源管理システムの開発が手がけられ、これにはUnivisionの新バージョンが含まれる。同バージョンはインターネット技術をフルに活用、イントラネットにも対応している。ハイレベルな包装を施せば、国際市場でも好評を博するものと見られることから、同社は他のMSC企業との提携を通じてこの種の包装技術を手に入れる計画だ。
来年半ばにはカナダ企業と提携し、インターネットを通じた海外人材リクルートのためのビジネス・モデルの開発に着手、別のカナダ企業とはCD-ROM版マルチメディア・トレーニング・コースを発売する。
同社の顧客にはマレーシアン・インダストリアル・デベロプメント・ファイナンス、バンク・プルタニアン・マレーシア、ゴールデン・ホープ・プランテーション、Perconコーポレーション、クンプランFima、ネーションワイド・エクスプレス・クーリエ・サービス等が含まれると言う。(コンピュータイムズ:12/22)
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